「会社の歯車になりたくない」の謎
「会社の歯車なんかになりたくない!」
という人が多い気がする。
そうか・・・
と聞き流すことが基本だが、敢えてツッコむとしたら
歯車じゃないって具体的にどういう状態?
まず歯車は捉え方次第だと考えている。
勿論自分ひとりで出来ることは限られていて、他の人と協力し、それが大きな力になって会社が動く。そういう意味では確かに歯車かもしれない。
じゃあもしも出世したら歯車を脱出できるのか?
例えば新入社員など、若手の間は、小さな歯車と考えることが出来る。
個人としての力が小さく、周りの力を借りる必要がある。
では出世し、係長、課長、部長となったら?
私は結局歯車になっていると思う。
なぜなら係長でも、課長でも、部長でも独りでできることなんて皆無だから。
部下に協力してもらって物事をすすめることが出来る。
ただ、実力や権限が強いと考えれば、歯車は上に行くほど大きくなる。
もっと出世して社長となったら?
考え方は色々あるにせよ、組織である以上、結局社長も1つの歯車ではないのか?
社長一人でできることは限られている。(企業が大きくなればなるほど)
社員に協力してもらわないと前には進むことが出来ない。
ただし、権限がある以上、会社では一番大きな歯車であることには違いないだろう。
では、歯車にならないためには?
簡単な話、1人で仕事をすればいい。
1人であれば歯車なんてない。
すべてやらなければならないわけだから。
ただ、それが楽しいのか。
もっと言えば、「会社の歯車になりたくない!」と言っている人がそんな働き方で行きていけるのか。
まあ無理に近いと思う。
じゃあどうすればいいのか?
単純な話で、考え方を変えればいいと思う。
「歯車」を単純に、同じ場所でくるくる回って、周りを少しずつ動かす1つのものとしか捉えることが出来ていないからそんなことが言えるのではないか。
これは歯車に失礼だ!
歯車は色んな種類がある。形や大きさは勿論、場所を移動する歯車だってある。
「会社の歯車になりたくない!」という人は、単純な小さな歯車しかイメージしていないのでは?
歯車に例えたいならもっと歯車を調べてからにしたらいい!
そして「会社の歯車になりたくない!」と言う人に限って自分の仕事を全うできない(もしくはまだ社会人生活を味わっていない)のではないだろうか。
とにかくがむしゃらに働く。
そうすれば歯車をネガティブに捉えることはないのではないだろうか。
※もちろん意見は十人十色であり、これは個人的な意見なので、反対派の人もいるかもしれませんが、一意見として受け入れてください。